目止めについて

[ 目止めとは]

未使用の土鍋や耐熱陶器は素地の通気性と吸水性の関係から沸騰しにくくなっています。(個体差がありますが、目止めをしないと全く沸騰しない場合もあります。)
片栗粉やお米などのでんぷん質の食材をごく少量煮る事で、素材の目が適度につまり沸騰を促すようになります。
目止めにはシミやカビを防いだり、臭いを付きにくくする効果もありますので、初めてのご使用前には必ず目止めを行って下さい。

[ 目止めの仕方 ]

1. 洗浄 : 土鍋をさっと洗い、よく乾燥させます

まず、土鍋の表面に付いた汚れを水洗いして落とします。

2. 目止め : 水を8分目と片栗粉を大さじ1入れて混ぜ、火にかけます

焦げ付かないように注意しながら中火で加熱し、沸騰したら火を止めます。片栗粉のでんぷん質が土鍋に浸透することで目止めになりますのでそのまま一晩おきます。*余熱効果で火を止めた後も加熱が続きます。焦げ付かないように注意して下さい。

3. 乾燥 : お湯が冷めたら土鍋をよく洗い、しっかり乾燥させます

以上の3行程で目止めは完了です。以降はそのままご使用下さい。

*まれにですが個体差が原因で一度で目が埋まらない場合があります。一度行ってもまだ水漏れする、沸騰しない場合は再度同じ手順を行って下さい。