2018年は、萬古焼が300周年を迎えます。それを記念して、10月12日(金)~10月14日(日)の3日間、ものづくりを盛り上げる祭典が三重県菰野町で開催されました。
普段は足を踏み入れることのないものづくりの現場を訪れる、催し物の一つ「コモノオープンファクトリー」には、4th-marketの商品を制作している窯元も参加しました。
今回は、4th-marketの土鍋製品を主に生産している三鈴陶器で、自社のオリジナル商品を使った
「”ごはん鍋”でご飯炊き体験講座&工場見学」(ごはんソムリエ”によるレクチャーで「ごはん鍋」でご飯炊き体験。新米三種食べ比べ。)に、ご飯の炊き方を研究しに参加してきました。
新米は、四日市で生産されている新種の
「しきゆたか」「ゆめごこち」「ミルキークイーン」の3種が用意されました。
なかなかお米を食べ比べることがないので、嬉しいですね。
写真は、講師のごはんソムリエさんです。
今回は、ご飯炊きだけではなく、土鍋を使ったお味噌汁、
シュウマイ蒸しの実演も行われました。
この時期になると、お米の炊き方のお問合せをたくさんいただきます。
お米の炊き方はいろいろな方法がありますので、
自分に合った炊き方の参考にしていただければと思います。
水の量
1合150gで、お水の量は、1.3~1.5倍になります。
1.3が固め、1.5倍になると柔らかめに炊けますので、好みで調整して下さいね。
浸水時間
2時間以上つけてもそれ以上は水を吸わないので、
夏場だと20分程度でも〇。長くつけると、冷めてもおいしいご飯が炊けます。
今回は、お米は浸水した状態で用意してもらってありました。
水につけたお米を土鍋に移します。
土鍋は水を吸収するので、長時間つけおきする場合は、他の容器(ボウル等)でします。
20分程度であれば、土鍋で浸水しても大丈夫とのことです。
ここから火をつけます。
火加減が大事で、「10分程度で沸騰するくらいの火力」になります。
沸騰が早いと固くなります。ぐつぐつ煮込むのもおいしくなくなります。
10分炊いて、沸騰したら、そこから2~3分とろ火で。
吹きこぼれが気になる場合は、蓋を開けておさえてください。
それが終わったら20分蒸らします。この時に、蓋を絶対あけてはいけません。
20分間土鍋の熱備蓄で炊きあげます。
20分後、蓋を開けてごはんをきるようにまぜて、余分な水蒸気を飛ばします。
ふたを閉め、少しむらし、お茶碗によそいます。
難しそうに思われがちですが、火にかける時間は十数分程度で、
あとはほったらかしで大丈夫です。
今回したように、カセットコンロでも炊けます。
以前のブログ、コセールごはん釜でご紹介したように、
浸水20分→火にかけて15分→火を止め20分蒸らす
という方法でももちろんおいしく炊けます。
ちなみに私は、
浸水20分→火にかけて12分程度→火を止め20分蒸らす
の方法で毎日コセールご飯釜でご飯を炊いています。
土鍋で炊いたご飯は冷えてもとってもおいしくいただけます。
日常の生活に合った方法で試してみてくださいね。
今回は、ご飯のほかに、土鍋で作ったお味噌汁もいただきました。
土鍋でとろ火で煮た玉ねぎに、こんぶ、かつお節でとったおだしを合わせ、
とってもおいしかったです。
かつお節もその場で削って使います!
これがまたおいしい。
シュウマイは、四日市にあるピギーパーラーさんのとってもジューシーでおいしいものでした。
土鍋で蒸しあげたからより美味しかったに違いないです。
他にもいろいろな付け合わせをいただき、とっても満腹、満足の食べ比べになりました。
お腹も満腹になったところで工場見学です。
工場はお休みなので、実際に機会が動いている動画を見せてもらいながら説明していただけます。
小学校を移築して作られた工場です。こちらは渡り廊下ですね。
ちなみにこちらは見えづらいですが、私と同い年の窯になります。(昭和59年)
これからもがんばってほしいです。
持ち手を人の手で一つ一つ付けていたり、表面をけずるのも人の手でされていると知り、
初めて窯見学された方々は驚きの連続です。
以前のブログでも、製造技法を紹介しています。
そして、最後に一人一つ、土鍋のお土産もありました!
(4th-marketの商品ではありません)
これは参加者全員どよめきましたね。
これで参加費1000円はお得!
また来年開催されたらぜひご参加ください!